朱 餅鉢

2001年日本民藝館展奨励賞

会津地方では盆・正月と行事の度に餅を突いていました。

出来た餅をゴマ砂糖や黄な粉と合わせるのに使っていた、どこの家庭にも常備していた鉢です。

カタチも、どっしりした佇まいにラインはスッキリさせ、堂々とした印象にしています。

ただ、そこに置いてあるだけでも存在感があります。

餅を大量に・・という機会は今ではあまり無さそうですが、チラシ寿司などの変わりご飯や、普段は果物・パンなど盛っても合う、1年中仕舞わず使える器です。



 朱 尺一丸盆
2003年 日本民藝館展 奨励賞

一見スタンダードすぎるデザインの盆ですが、実はコダワリのポイント満載なんです。
・サイズ 尺一寸(約33cm) 尺二寸〜尺三寸の盆は重宝しましたが、2〜3人のお茶なら大きすぎます。

尺一寸でも面を広く取り、大体の場面で使いやすいサイズになりました。
 
・指のかかる部分はしっかり張り出し、置いた状態から持ち上げるときも持ちやすく工夫しています。

・そしてモノを載せて持つとき、重さが一点に集中しないよう、指のかかる部分は程よい丸みを付けています。

・面は、長年お使いの後に木の経年変化で浮き出る模様が自然な根来となるよう、布は着せておりません。

外周部のみに布着せ補強しています。

根来までは時間はかかりますが・・。傷を気にせずガンガン使い倒してください。

朱 1色
44,100円(税込み)